· 

四国洞窟合宿(黒岩洞・羅漢穴・桑尾の風穴)

2011年2月23日の晩に京都を発ち、四国の洞窟に2泊3日で行ってきました。その報告をします。

 

今回行ったのは、黒岩洞・羅漢穴・桑尾の風穴です。1日目は移動日2日目は黒岩洞・羅漢穴3日目は桑尾の風穴にそれぞれ入洞しました。1日目は移動日です。2日目から活動を開始しました。 

 

初日の午前中に入洞したのは、黒岩洞。この洞窟は「涸れ滝」と呼ばれる部分があり、そこが登攀必要ということが入洞してから判明し、支洞で遊んでから出洞。登攀を練習したらまた挑戦してみたい。路肩に集められていた雪でしばらく雪合戦をしたあと、午後に入洞予定の羅漢穴に向けて出発。 

 

羅漢穴までの道はけわしく、狭い山道で、運転が大変でした。羅漢穴は、一応観光洞らしく、洞口まで案内標識がついていました。地図上で右洞最奥部のマサカリ落ちという場所付近に支洞があり、入ってみると、さらに空間がありその奥にまた支洞があり、通過に何分もかかる狭い場所を通過すると、斜めに下っている広い空間があり、その先が縦穴になっていました。手元にある洞内地図は古いものなので、新支洞ではないかもしれませんが、地図に記載がなかったということで、興味深いことでした。しかし、縦穴なので、私たちの技術ではこれ以上進むことはできませんでしたし、コウモリがたくさん眠っていたので、写真に撮ることもできませんでした。

 

夕方から高知市に移動し、キャンプ場で一泊。 

 

翌日は桑尾の風穴に入洞しました。洞口から狭く、キャニオントラバースやチムニーをたくさん使いました。良い練習にもなりました。8mの登攀必要部分まで到達し、引き返しリミットになったので引き返しました。佐目の風穴や羅漢穴と違い、終始縦に長細い空間を移動していたので、非常に疲れました。さらに洞内での起伏が激しく、昇り降りの回数が多かったことも疲労の原因になっていたと思います。データ上では総延長370mとなっていますが、狭くて進行速度が上がらないので、実際にはだいぶ長く感じました。 私の行ったことのある洞窟は佐目の風穴のみで、佐目以外の洞窟に入るのは初めてでした。洞窟にはそれぞれ個性があるということがよくわかりました。また、この冬に運転免許を取り、今回も少し運転したので、運転経験も積めました。いろいろなことが重なり、成長し、かつ楽しくもある合宿になりました。