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春川・保呂内沢報告書

報告者:小太郎

日程:8/1離京8/2~8/6山中8/7帰京

 

8/1(月)

9時にルームに集まって、買出しと調理を済ませる。一旦解散後、19時前に集合。パッキングの後ルーム発は19時くらい。後は電車。途中関先生の電車講習がありました。(キハとか…)

 

8/2(火)

 この日は一日中電車。吉本が「ながら」のなかで仲良くなったおっさんから、いろいろなものをもらっていた。電車を乗り継いで、鳴子温泉へ。そこからバスで岩入についたのは15時くらい。バスは1000円くらい取られます。ホホに入山連絡をしようとするも、携帯は当然圏外。仕方がないので近くの民家で電話を借りる。16時の天気図を書いて、一時間くらい道路を歩いて、テンバ着が17時。テンバは鎌内沢の川原に張りました。すぐに設営して夕飯。この日のメニューはドリアもどきと、関が鳴子温泉で購入した地酒。ドリアは結構おいしかった。昨夜はあまり寝れなかったので、即就寝。

 

8/3(水)

 起床は5時前。寝るのが早かったせいか、皆4時過ぎには目が覚めていた。朝飯を食ってすぐに出発。天気は悪いが雨は降っていない。ちょっと林道を歩いて、保呂内沢入谷。最初はなるい河原を歩く。アブがおおい。途中つりを試みるも、釣れず。岩魚はいるのになぁ。河原をつめていくとV字になる。すだれ状の滝が左右から沢に流れ込むのをいくつか過ぎると、ナメっぽい滝が。それをこえると沢らしくなる。西ノ股とは段違いのナメで出会う。出会ってすぐに10メートルくらいの滝。左岸を直登。この沢はⅤ字になってて巻きようがない。ザックが重いので空身で登って、ザックをあげることに。登るのにザイルは不要。水圧とザックの重量とザックが引っかかるのとでなかなか上がらない。思ったよりもしんどい。あまりにも直で水をかぶったので、ザックの重量は数キロ増し、関のデジカメは小破した。その後、

慎重につめ上がるところを吟味。水線はまめに引いとくべきだと思った。結局予定通りのルンゼをつめることができて藪漕ぎもそんなにたいしたことはなかった。沼沢沼についたころには天気も良くなっていて、休憩がてら釣りをすることに。1時間くらい釣りをして、収穫は小さい魚四匹。関先生はボウズでした。テンバを見つけるも、水源が沼の水しかないので、とりあえずもう少し行くことに。河原沼まで行っても流れる水の気配がなく、結局春川出会いまで行ってしまった。河原沼を過ぎたあたりから、空が暗くなり始め夕立の予感。急いで降りるも間に合わず、結局スコールにあってしまう。春川についたころにはもうやんでいたので、そんなに苦にはならなかった。テンバを見つけて、設営。釣りをするも、あまりのアブの多さに気が狂いそうになる。結局、一匹も釣れませんでした。16時に関が天気図を書いてる間に夕飯の準備。この日のメニューはクリームシチューと関が持ってきた料理酒と釣った魚。釣った魚は焚き火で塩焼きに。腹が膨れたところで就寝。

 

8/4(木)

 5時前起床。朝飯を食べた後出発。この日の天気は終始良かった。広い河原を歩く。河原は楽だけど、単調ですぐに飽きる。ものすごい数のアブ。いつの間にか、アブを手で叩き潰すことに躊躇しなくなりました。虎毛沢との出会いで、つり橋の残骸が建っていた。途中、魚影を確認しては釣りをするも、全く釣れず。関の釣り竿が折れてしまいました。河原をどんどん登ると谷の両側が切り立ってきて、崖になっているところも出てきた。谷に流れ込む支流がすだれ上の滝になっていて面白い。何箇所かで遊んだ後、三滝到着。ゴーグルを装着して釜に飛び込むと、岩魚がうようよいた。ここならばと思って、釣りをするも結局ボウズ。岩魚釣りには何かコツがあるのでは。三滝は右の滝を直登。ザイルは必要なし。三滝をこえると、亀甲模様のナメが延々続く。かなり満足。万滝出会いでテンバを探すも、いいところは見つからず、テンバを探しながら溯行を続けることに。しかし万滝出会いを過ぎてからは、V字とナメ滝が続き、巻くにも巻けず、テンバ適地もなく、結局ダイレクトクロワール分岐のすぐ手前まで行ってしまった。万滝出会いを過ぎてからは、荷揚げのために数箇所でザイルを出す。荷揚げのたびに、ザックを酷使するので、関のザックに穴が開いてしまった。また、度重なる浸水と衝撃で、関のデジカメが大破。何箇所かで、あまりにナメてて、登れないのいで、ハーケンを打った。小さな釜を持つナメ滝が4段連なるところは、本当に不思議な光景だった。ここをこえると、やっとテンバが見つかり、すぐに夕飯。この日は焚き火で調理。とはいってもスパゲッティなので茹でるだけ。関先生の持ってきたビールを頂く。焚き火で遊んだ後、就寝しようとしたら、寝袋が浸水していた。かなりへこんだ。これからはポリチュウは二重にしよう。

 

8/5(金)

 起床後、朝食をとってすぐに出発。天気は晴れ。ナメっぽいのがちょっとだけ続くと、沢が急になってくる。ザイルは出さなかったが。一箇所まきがあったが地盤がもろくていつ崩壊するかわからないのでかなり怖い。地図と照らし合わせて、慎重につめあがる。いよいよ地獄の藪漕ぎ。最初は枯れ沢をつめる。日差しはきついが、藪漕ぎとしては全然たいしたことはない。落石注意。次に普通の木の藪。まだ何とかなりそう。その次がガレ。藪はないがそのため非常に崩れやすく、つかむものがないのでかなり怖い。ガレの端の少し植物が生えてるところを進む。その次はひどい藪。笹と木のひどい藪。ぜんぜん進めない。トップではなかったので、少しは楽なはずだが、それでも気が狂いそう。その後でかいガレ。高度感があって、かなり怖い。できるだけ、笹の生えてるところを進むもそれはそれでかなりしんどい。ガレを登ると藪の高さが急に低くなる。笹と松(?)の藪は全然進めない。夏目の忠告が頭の中を反芻する。「登らんと終わらんて」。必死に登る。するとなぜか右手に小屋が。まさかルートを間違えたと本気で絶望。しかし進まなきゃ終わらんと、必死に藪を漕いでると、湿原地帯にでる。やっと藪漕ぎが終わった。そこからは小屋が間近で、登山道もついていたので、すいすい登れた。結局ルートは正しかったみたい。それにしても、終始急な登りで本当に疲れた。山頂の小屋で沢靴・ハーネスを脱いで、休憩を取ると下山開始。登山道は本当に楽だった。取りあえず水場まで行くことに。モスには水がほとんどなかった。赤倉沢の水場で水を汲んで、一通り遊んだ後、もう少し行けそうなので、林道まで行くことに。この日は林道の駐車場がテンバでした。夕飯はカレー。焚き火で濡れたものを乾かす。火がくれると関が持ったきた花火をやった。99shopではなく、ニックで購入しただけあって、豪勢だったが、一発だけだったのですぐに終わってしまった。それにしても、関のザックは本当にいろんなものが入っていたなぁ。その後就寝。

 

8/6(土)

 いつもより遅くに起床して、朝食後出発。林道はつまらんので、ひたすら歩く。ふもとの町で温泉に入る。温泉は300円くらいで安め。缶ジュースが100円で何故か下界より安かった。土産物屋で留守本土産を購入後解散。各自ヒッチと電車で帰る。

反省点

・ 寝袋浸水。ポリチュウは二重に。

・ 地図を常に見とくべき。何箇所かで、地図を見てないためひどいルートミスをしそうになった。関がいなかったらやばかった。

・ 共装の分配。自分は食料しか持ってなかったので、非常に軽かった。関と吉本に共装を任せすぎ。

・ 記録をとってない。記録とってないと、報告書が非常に曖昧。

・ 焚き火がもっとうまくなりたいなぁ。今回焚き火はすべてメタを使ってしまったなぁ。

・ 釣りももっとうまくなりたいなぁ。